米Sun Microsystemsは8月7日、「世界最速」をうたうマイクロプロセッサ「UltraSPARC T2」を発表した。8コア構成でそれぞれが独立した8スレッドを備え、計64スレッドを同時処理できる。消費電力は同等のプロセッサに比べ「10分の1から30分の1」に抑えたという。
「Niagara 2」として知られてきたUltraSPARC T2は「UltraSPARC T1」の2倍のスレッドを処理でき、スループットを大幅に向上。2つの世界記録を更新したという。浮動小数点演算ユニットと暗号化加速ユニットをそれぞれ8個搭載。4個のメモリコントローラにより毎秒50Gバイトのメモリアクセスが可能だとしている。
同社はUltraSPARC T2で、マイクロプロセッサの外販に乗り出す。T2は今四半期中に、「1000ドルを大幅に下回る」価格からの提供となる予定。プロセッサデザインはGPLライセンスを通じ、オープンソースコミュニティーに公開するという。
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