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» 2007年09月25日 19時22分 公開

アタッシュケースサイズでDNA抽出から解析まで 世界初のポータブル装置、NECなど開発

犯罪現場に持ち込んでDNA解析が25分で行えるという装置をNECなどが開発。DNA抽出やPCR増幅、電気泳動、STR解析をアタッシュケース1台のサイズに収めた。

[ITmedia]

 NECは9月25日、DNAの抽出から解析までのプロセスを一貫して行える世界初の個人識別用ポータブルDNA解析装置を開発したと発表した。犯罪現場などに持ち込んで迅速な解析が可能で、警察市場向けに来年度の製品化を目指して開発を進める。

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 アイダエンジニアリングと共同開発した。細胞の採取からDNAの抽出、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)法によるDNA増幅、DNAの大きさを調べる電気泳動、個体差を判別する縦列型反復配列(STR)解析──というプロセスを、個人識別に用途を絞って効率化。全体を500(幅)×400(奥行き)×200(高さ)ミリと、アタッシュケース程度のサイズに小型化した。

 従来は小型プリンタ並の大きさだったPCR装置は10×5×5センチ程度に、小型冷蔵庫程度の大きさだった電気泳動装置は10×5×3センチと、各プロセスを大幅に小型化できた。各プロセスの連携も容易になり、解析時間も約25分に高速化したという。

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