米Microsoftは10月2日、音楽プレーヤー「Zune」の新モデルを発表した。従来のHDD搭載モデルに加え、フラッシュメモリ搭載モデルをラインアップした。
新モデルは新しい操作インタフェースとして、タッチパッド「Zune Pad」を採用、また新たなワイヤレス同期機能で、ACアダプタやドック、スピーカードックに接続している間、自動的に家庭内のWi-Fiネットワークに接続し、PCと楽曲、ポッドキャスト、ビデオを同期する。Windows Media Centerを使ってWindows Vistaで録画したテレビ番組も同期できる。
またWi-Fiを使ってほかのZuneユーザーと音楽を共有する機能に関して、これまでは「3日以内、3回まで」という制限があったが、これが「3回まで」に緩和された。ほかのZuneユーザーに楽曲を転送することも可能になった。さらに全モデルがロスレス再生に対応する。
新しいHDD搭載モデルは容量80Gバイトで、3.2インチディスプレイを搭載。サイズは旧モデルより小さい4.26×2.41×0.51インチ(10.8×6.1×1.3センチ)、重さ4.5オンス(128グラム)となっている。価格は249.99ドル。カラーバリエーションはブラックのみ。
フラッシュメモリ搭載モデルは8Gバイト版と4Gバイト版があり、1.8インチディスプレイ搭載で、サイズは3.6×1.62×0.33インチ(9.1×4.1×0.8センチ)、重さ1.7オンス(48グラム)。価格は8Gバイト版が199.99ドル、4Gバイト版が149.99ドルで、カラーバリエーションはピンク、グリーン、ブラック、グロッシーレッド。
Zuneソフトおよびオンライン音楽ストアZune Marketplaceも刷新された。提供楽曲は300万曲を超え、DRMなしの楽曲を100万曲以上提供する。
Microsoftは新モデル立ち上げに合わせ、新しいオンラインコミュニティー「Zune Social」のβ版を立ち上げた。ユーザーは「Zune Card」という個人ページを作成でき、このページにはユーザーがZuneまたはPCのZuneソフトで聴いている曲が自動的に表示される。ほかのメンバーのZune Cardの楽曲を試聴したり、SNSのように友人のページにコメントを付けることなどができる。今後はZune CardをほかのSNSにも置けるようにするという。
新モデルは11月発売予定で、発売日は未定。また11月半ばには旧モデルにもソフトウェアアップデートで新機能が提供される。
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