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今年のソフトの“顔”はあの顔ソフト

» 2007年10月10日 19時42分 公開
[ITmedia]

 独立行政法人・情報処理推進機構(IPA)は10月10日、「ソフトウェア・プロダクト・オブ・ザ・イヤー 2007」を発表した。グランプリには沖電気工業の「組み込み用顔画像処理ミドルウェア FSE」が選ばれた。

 FSE(Face Sensing Engine)は顔画像認識技術をベースに、顔検出・特徴点抽出・個人識別を高速処理するミドルウェア。高い処理性能に加え、10万画素クラスの低解像度カメラでも利用できるなどの特徴を持つ。

 商用化開始1年で、「814SH」「815SH」(ソフトバンクモバイル)、「EXILIM」(カシオ計算機、「大人のDS顔トレーニング」(任天堂)などに採用。話題になった「顔ちぇき」もFSEを採用している。「純国産であり、商品化1年でさまざまな分野で利用され、産業界に大きなインパクトを与えた」と評価されてグランプリに決まった。

 その他の受賞ソフトは以下の通り。

分野 ソフト
産業・企業・行政 prezvision(ソフトアドバンス)、Intellino(日本電能)、RiskTaker(電通国際情報サービス)
安心・安全 SmartOn(ソリトンシステムズ)
システム・基盤 Amateras(Project Amateras)、Hinemos(NTTデータ)、VCE(コミュニティーエンジン)

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