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「Windows Home Server」搭載機、予約開始

» 2007年11月06日 08時32分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftは11月4日、家庭向けサーバソフト「Windows Home Server」を搭載した製品を、一般小売サイトで発売すると発表した。同サーバソフトを搭載した「HP MediaSmart Server」の先行予約が、Amazon、Best Buy、Buy.com、Circuit City、CompUSAのWebサイトで開始された。製品出荷は11月末になる予定という。価格は500GバイトHDDモデルが599ドル、1Tバイトモデルが749ドル。

 Windows Home Serverは、Windows XPおよびWindows Vista搭載PCのバックアップを毎晩自動的に行い、PCのセキュリティ状態を常時監視する。Xbox 360やテレビなどに、音楽や写真、ビデオなどのコンテンツを転送したり、デジタルメディアを友人や家族間で簡単に共有できるようにする。

 HP以外のメーカーも、Windows Home Server搭載機の出荷開始時期を発表した。容量1Tバイトの「Fujitsu Siemens Computers SCALEO Home Server 1900」は、欧州で年内に発売予定。Iomegaは500Gバイトで拡張が可能な「Iomega HomeCenter Server」を2008年初めに出荷開始する。「MAXDATA Belinea o.center」は近く欧州で発売予定。「Medion Home Server」も年内に欧州で販売開始されるという。

HP MediaSmart Server(左)とFujitsu Siemens Computers SCALEO Home Server 1900(右)

 またAce Computers、Advantec、PC Club、Universal Systemsなどが、システムビルダー版のWindows Home Serverの提供を開始。GatewayとLaCieも、Windows Home Server搭載機を販売する計画を明らかにした。またSeagate Technologyは、同社のHDDと外付けストレージデバイスを、Windows Home Serverに対応させると発表。Intelも対応プラットフォームを近く発表する予定だ。

 ソフトウェアデベロッパー各社も、35種類以上のWindows Home Server向けアドインプログラムを発表した。

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