米Microsoftは11月4日、家庭向けサーバソフト「Windows Home Server」を搭載した製品を、一般小売サイトで発売すると発表した。同サーバソフトを搭載した「HP MediaSmart Server」の先行予約が、Amazon、Best Buy、Buy.com、Circuit City、CompUSAのWebサイトで開始された。製品出荷は11月末になる予定という。価格は500GバイトHDDモデルが599ドル、1Tバイトモデルが749ドル。
Windows Home Serverは、Windows XPおよびWindows Vista搭載PCのバックアップを毎晩自動的に行い、PCのセキュリティ状態を常時監視する。Xbox 360やテレビなどに、音楽や写真、ビデオなどのコンテンツを転送したり、デジタルメディアを友人や家族間で簡単に共有できるようにする。
HP以外のメーカーも、Windows Home Server搭載機の出荷開始時期を発表した。容量1Tバイトの「Fujitsu Siemens Computers SCALEO Home Server 1900」は、欧州で年内に発売予定。Iomegaは500Gバイトで拡張が可能な「Iomega HomeCenter Server」を2008年初めに出荷開始する。「MAXDATA Belinea o.center」は近く欧州で発売予定。「Medion Home Server」も年内に欧州で販売開始されるという。
またAce Computers、Advantec、PC Club、Universal Systemsなどが、システムビルダー版のWindows Home Serverの提供を開始。GatewayとLaCieも、Windows Home Server搭載機を販売する計画を明らかにした。またSeagate Technologyは、同社のHDDと外付けストレージデバイスを、Windows Home Serverに対応させると発表。Intelも対応プラットフォームを近く発表する予定だ。
ソフトウェアデベロッパー各社も、35種類以上のWindows Home Server向けアドインプログラムを発表した。
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