ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は2月4日、分散コンピューティングプロジェクト「Folding@home」に登録しているプレイステーション 3(PS3)ユーザー数が、100万人を超えたと発表した。
Folding@homeは、米スタンフォード大学が進めているタンパク質構造解析のためのプロジェクト。ネットに接続されたアイドリング状態のPCやPS3などの計算能力を利用して巨大なスーパーコンピュータを形成、タンパク質折りたたみ構造のシミュレーションなどに活用している。
SCEは、2007年3月に同プロジェクトに参加。以降、世界中で1日当たり3000人、毎分2人のPS3ユーザーがFolding@homeプロジェクトに登録したことになる。約1万台のPS3ネットワークで、約10万台のPCネットワークに相当する作業が可能で、現在では、Folding@homeの演算能力の74%をPS3が占めているという。
Folding@homeは、2007年9月にギネスブックにより世界で最も強力な分散コンピューティングネットワークに認定されている。
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