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MS、Open XMLとODFの互換性推進に一歩

» 2008年03月07日 08時37分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftは3月6日、異なる文書フォーマット間で互換性があるかどうかをテストする「Document Interoperability Initiative」の立ち上げを発表した。ベンダー間の協力によって、フォーマットを実装した具体的な製品のレベルでフォーマット間の互換性を確保していこうというもので、そのための検証、実装の改良、テストスイートの作成、最適な相互運用のためのテンプレート作成などを進めるとしている。

 同社が米マサチューセッツ州ケンブリッジの研究所で開催したローンチイベントには、Novell、Mark Logic、Quickoffice、DataViz、Nuance Communicationsが参加。Microsoftは同イベントを皮切りに、世界各国の研究所でベンダーを集め、イベントを主催する計画という。ケンブリッジ研究所では、Microsoft Office Open XMLフォーマットとODF(Open Document Format)の互換性を、Mac OS X Leopard、iPhone、Palm OS、Symbian OS、Linux、Windows Mobileといった多種多様なプラットフォームおよびデバイス上でテストする。

 またMicrosoftは、同社が支援するオープン開発プロジェクトの成果として、Excel、PowerPoint用OpenXML−ODF変換ツールのバージョン1.1を発表した。

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