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MSのOneCare、誤ってMcAfeeツールの削除を勧告

» 2008年03月07日 11時03分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftのセキュリティサービス「OneCare」において、危険なサイトを検知する米McAfeeのプラグインツール「SiteAdvisor」の削除警告が誤って出る問題が起きている。McAfeeが3月6日のブログで伝えた。

 McAfeeによると、原因は1月31日にリリースされたOneCareのアップデート。これ以降、SiteAdvisorがOneCareに干渉しているとして、削除を促す緊急メッセージが表示されるようになった。

 しかしSiteAdvisorは一切OneCareに干渉していないとMcAfeeは強調。同社からの連絡を受け、Microsoftも対処に着手したという。

 Microsoftでは、複数のセキュリティアプリケーションを使うとPCのパフォーマンスや安定性に問題が生じる可能性があるとして、実行するセキュリティアプリケーションは1つのみにするよう勧告していることが判明。McAfeeはMicrosoftに対し、SiteAdvisorの機能はOneCareとは無関係だと説明し、Microsoftも同意したとしている。

 2月21日以降に新規インストールしたOneCareではSiteAdvisorに対する警告メッセージは表示されなくなり、それ以前のバージョンもMicrosoftが春までに対処を約束しているという。

 それまでの間はSiteAdvisorに対する警告メッセージが引き続き表示されるが、OneCareとは問題なく共存できており、SiteAdvisorを無効にする必要はないとMcAfeeは強調している。

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