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Googleはダジャレも“ロボット検索”していた

» 2008年04月07日 19時35分 公開
[岡田有花,ITmedia]

 エイプリルフールをまたいだ先週のアクセス1位は、各社のエイプリルフールネタに関する記事。今年は日本のGoogleが、検索結果の一部にダジャレが表示される――というネタで初参戦した。

 「ガンダム」で検索すると「ひれ伏してオガンダム」、「ショッピング」なら「そんなわけないデショッピング」、「国内線」だと「面白いけどシツコクナイセン」などなど、定番とはひと味違うダジャレを表示していたダジャレサーチ。人手は一切介在させず、機械的にダジャレを“生成”していたようだ。

 その仕組みを解説したGoogle Japan Blogのエントリーによると、生成には3つの技術を活用していたという。世界中のWeb上のドキュメントから面白みのある文章を見つけてくる「OyajiBot」、その文章と検索キーワードと無理矢理つなげてダジャレ候補を作成する「BakaUke」、候補から最もくだらないダジャレを見つけ出す「KudaRank」の3つで、最も“適切な”ダジャレを見つけ出していたそうだ。

 技術開発は、勤務時間の20%を好きなことにつかってもいいという同社の「20%ルール」からスタート。昨年末に開発を始め、米国のエンジニアを含めた多くのスタッフからフィードバックを受けて完成させたという力の入れようだ。

 これまでGoogleの面白い新サービスは米国でリリースされることがほとんどだったが、今年は日本のグーグルが世界に先駆けて「アーティストiGoogle」を始めるなど、積極的に新サービスを展開している。エイプリルフールのネタにとどまらず、国内発の面白いサービスが今後、期待できるかもしれない。

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