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「Adobe Media Player」正式リリース。オフラインでもFlashを再生

» 2008年04月09日 14時07分 公開
[ITmedia]

 米Adobe Systemsは4月9日、メディアプレーヤーソフト「Adobe Media Player 1.0」を正式リリースした。

 Media PlayerはAdobe AIRで開発された、カスタマイズ可能なクロスプラットフォームプレーヤー。視聴者には好きなコンテンツを発見し、利用する新たな方法を提供し、コンテンツ提供企業には売り上げやブランド構築の機会を提供するとしている。

 同ソフトは、Flashフォーマットのビデオであればストリーミングでも、ダウンロードしたものでも、ローカルに保存したものでも再生できる。解像度は1080p、720p、480iに対応。ユーザーはテレビ番組などのオンラインビデオを購読して、自動的に新しいエピソードを受け取ることもできる。

 CBS、MTV、Universal Music Groupなど米国の大手メディア企業がMedia Player向けにコンテンツを提供する。初めは「CSI: Miami」「Star Trek」、Universal Music Groupのミュージックビデオなどが視聴できる。

 一方、コンテンツ所有者やメディア企業は、動的な広告の配信や、自社ブランドに合わせたプレーヤーのカスタマイズなどにより、Media Playerを収益やブランド構築に活用できる。視聴回数などのコンテンツ利用状況も把握できるほか、プロテクト付きストリーミング、DRMなどのオプションもある。

 Media PlayerはAdobeのサイトから無料でダウンロードできる。WindowsとMacに対応する。

 またAdobeはこの日、同社の製品に関する情報などを提供する無料のオンラインビデオサイト「Adobe TV」も立ち上げた。Adobeやトレーニング機関によるオリジナルビデオで、開発者やデザイナー向けにAdobe製品を解説したり、TIPSを紹介する。

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