米Microsoftは10月22日、「Microsoft Office 2007 Service Pack 2(SP2)」を、来年2〜4月に提供開始することを公式ブログで明らかにした。同時にSP2の内容についても一部情報を公開した。
以前発表したように、SP2ではXML Paper Specification(XPS)と、Portable Document Format (PDF) 1.5およびPDF/A、OpenDocument Format(ODF)v1.1の文書形式を標準サポートする。
そのほかの改良点は、デスクトップでは以下の通り。
- Outlookのカレンダーの信頼性向上
- Outlookのパフォーマンス向上
- PowerPointとWordの表組でのオブジェクトモデルのサポート
- Windowsの全暗号アルゴリズムをサポートすることによる暗号機能の向上
- Excelのチャートメカニズムの機能性向上
- 作図機能SmartArtのグループ解除機能の追加(結果としてPowerPointのSmartArt画像にアニメーション追加が可能に)
サーバでは以下の通り。
- ソースとターゲットページのリンク関係を修正できるSTSADMコマンドなど、エンタープライズコンテンツ管理(ECM)の性能と管理性の向上
- Office Project Web AccessをOffice Project Professional 2007で開くプロセスの改良
- Windows SharePoint Services 3.0でのリードオンリーのコンテンツデータベースとインデックス再構築タイマージョブの向上
また、ここ数日の間に一部の企業ユーザーにSP2の非公開βテストへの参加を呼び掛けるという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.