ハロー!プロジェクトのメンバーが出演するテレビ東京の番組「よろセン!」で、アドルフ・ヒトラーを「偉人」として取り上げ、「演説に癒し効果」などと紹介し、ネット上で批判的な意見が相次ぐ騒ぎになった。テレビ東京のWebサイトなどは12月8日、「誤った歴史認識に基づく不適切な内容でした」と謝罪する文章を掲載した。
問題になったのは、4日深夜に放送された同番組の特集「世界の偉人DEN!」。この中でヒトラーを取り上げ、アイドルグループ「℃-ute」のメンバーが似顔絵などでヒトラーを紹介。「ヒトラーおじさん」と親しみを込めて呼び、ものまねをするなどした。
放送終了後、ネット掲示板などでは「ホロコーストなどの歴史的背景に対してあまりに無知なのでは」といった批判的な意見が相次いでいた。
テレビ東京は8日、Webサイトに、番組内容について「誤った歴史認識に基づく不適切な内容でした。視聴者の皆様をはじめ、多くの方々に深くお詫びいたします」と謝罪文を掲載した。
番組制作会社「エス・エス・エム」もブログに同様の文章を掲載。チーフプロデューサー名で「番組内容に関しまして社内のチェック体制が甘かったため、このようなご迷惑をおかけする結果となりました。弁解の余地もございません。深くお詫び申し上げます」と謝罪した。
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