BCNの調査によると、12月第2週(8日〜14日)の年末商戦前半戦で、レコーダーに占めるBlu-ray Disc(BD)の販売金額構成比が78.5%と8割に迫っていることが分かった。販売台数構成比は65.7%まで伸び「本格普及期に入った」としている。
11月第2週(10〜16日)のBD販売金額構成比は68.8%。その後4週間で10ポイント伸びた。12月第2週の税抜き平均単価は9万2300円と10万円を大きく割り込んでいる。普及をけん引するのは容量250Gバイトの低価格モデルで、平均単価は7万4200円。12月第2週の販売台数構成比は39.1%と最も多く売れている。
DVDなど従来型レコーダーは250Gバイトモデルの平均単価が5万600円で、BDとの差が3万6000円と接近していることがBD需要を後押ししているようだ。DVDとの価格差は、容量が拡大するほど大きくなっている。
HDD容量 | 平均単価 | 販売台数構成比 | HDD同容量のDVDレコーダーとの価格差 |
---|---|---|---|
250Gバイト | 7万4200円 | 39.1% | 3万6000円 |
320Gバイト | 8万9000円 | 29.3% | 3万6700円 |
500Gバイト | 11万3600円 | 28.4% | 5万7300円 |
1Tバイト | 17万1700円 | 2.8% | 8万6000円 |
前年同期比で見ると、BDの販売金額は2.4倍、台数は3.3倍と大幅に伸びている。DVDなどを含めたレコーダー市場全体では、台数こそ2.1%微増しているが、金額はマイナス4.4%と減少に転じている。
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