ITmedia NEWS > 社会とIT >

Rambus、対FTC訴訟で勝利

» 2009年02月24日 10時30分 公開
[ITmedia]

 米DRAMメーカーのRambusは2月23日、米連邦取引委員会(FTC)から起こされた独禁法訴訟で、米最高裁がFTCの再審理の請求を棄却したことを明らかにした。これにより同社に対する訴訟は終結する。

 FTCは2006年に、RambusはDRAM標準策定プロセスにおいて故意に自社の特許情報を隠したとし、不当に市場を独占したと裁定した。2007年にはRambusに技術情報の公開を求め、同社が求めるロイヤルティーに上限を設ける是正命令を下した。しかし2008年、控訴裁はFTCのRambusに対する是正命令を却下。FTCはその見直しを求めていたが、今回の最高裁判決でそれは退けられた。

 「何年もの間、ビジネスを失うことや不安に耐え、正当な理由のない嫌疑に対する弁護に多額の費用を投じてきた。最高裁が訴訟を終わらせたことをうれしく思う」とRambusはコメントしている。

関連キーワード

Rambus | 訴訟 | 独占禁止法 | DRAM


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.