NTTファシリティーズと新神戸電機は3月4日、データセンター用大容量リチウムイオン充電池を開発したと発表した。IT装置のバックアップ電源用途で必要な難燃化と長寿命化に加え、小型化も実現した。
常時充電し、停電時にバックアップする「フロート仕様」の据え置き型で、容量は200アンペア時。
データセンター用充電池の場合、常にフル充電状態かつ多数の電池を室内で使用する特殊環境のため、難燃化が課題。新電池は難燃添加剤を加えても寿命に影響がない電解液と難燃電極を開発した。また電池の劣化メカニズムを解析し、従来3年程度だった電池寿命を、IT装置と同程度の10年に伸ばすめどが立ったという。
また体積約4リットル・重さ約10キロと、従来の鉛蓄電池と比べ約6割削減し、省スペース化が可能だとしている。
NTTグループは2010年以降の導入を計画し、特に省スペース化要求が高い都市部で効果が高いとみている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR