マイクロソフトは4月22日、中小規模企業向けサーバOS「Windows Server 2008 Foundation」を提供すると発表した。機能を限定することで安価にし、サーバ各社が同OSを搭載したエントリーサーバを発売する予定だ。
Windows Server 2008 Standardから機能を省いたサーバOS。プロセッサーソケット数は1、メモリは8Gバイトまでなどの制限があるほか、仮想化技術「Hyper-V」なども省かれている。アクセス可能なユーザー数は15までだが、CALは不要とした。
ITエンジニアがおらず、導入コストが高いなどの理由でサーバOSを導入していない小規模企業向けに、ファイルやプリンターの共有など、サーバの基本的機能を安価に提供するのが狙い。Windows Vistaと同様のユーザーインタフェースに切り替えて操作できるようにするなど、エンジニアを置けない小規模企業での運用に配慮している。
サーバメーカー向けOEM提供のみで、パッケージ販売は行わない。日本IBMやNEC、富士通、日立製作所、日本ヒューレット・パッカード、デルが搭載サーバの発売を表明しており、デルはOS込みで5万4800円という安価な製品の発売を予定している。
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