米Amazonは5月6日、新電子ブックリーダー「Amazon Kindle DX」を発表した。価格は489ドルでこの夏発売の予定。Amazonのサイトで予約受付を開始した。
最大の特徴はその画面サイズで、従来機種のKindle 2の6インチより約2.5倍の9.7インチ。解像度は1200×824ピクセル(Kindle 2は600×800ピクセル)。サイズは264.2×182.9×9.65ミリと、厚さはKindle 2とほとんど変わらない。メモリ容量は3.3Gバイトで、3500冊以上の書籍を保存できるとしている。また加速度センサーによる画面回転機能が付き、PDFファイルに対応した。
Amazonは同日、米新聞大手のNew York Times、Boston Globe、Washington Postとの提携も発表した。3社は紙の新聞を配達できない地域の住民に対し、試験的に割引価格でKindle DX向けコンテンツを提供する。
またKindle DXの大画面を生かし、教科書大手のCengage Learning、Pearson、WileyがKindle Storeでコンテンツを提供する。プリンストン大学、アリゾナ州立大学などが、この秋始まる新年度にKindle DXを学生に配布する計画という。
現在Kindle Storeでは27万5000冊の書籍、新聞、雑誌を購入でき、1500以上のブログを無料で読める。同日「BusinessWeek」の販売がスタートし、近いうちに「Economist」も販売される予定。
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