次世代OS「Windows 7」にはメールソフトや画像管理ソフトなどが搭載されておらず、オンラインサービス「Windows Live」で無償ダウンロード提供する形だ。Windows Liveとの連携を強化し、オンライン上のMicrosoftの“勢力”を拡大する狙いがありそうだ。
Windows 7には、Vistaに搭載されていたメールソフト「Windowsメール」、画像管理ソフト「Windowsフォトギャラリー」、動画製作ソフト「Windowsムービーメーカー」、スケジューラー「Windowsカレンダー」、アドレス帳「Windowsコンタクツ」がすべて非搭載。それぞれ、Windows Liveで無償ダウンロード提供する形になっている。
Windows 7の目玉機能の1つとしてMicrosoftが推している「リモートメディアストリーミング」も、Windows Liveと連携した機能だ。PCに保存した動画や楽曲を、外出先のPCなどからオンライン経由でストリーミング再生できる機能で、Windows Live IDでログオンして利用する。
Microsoftはオンライン事業で苦戦中。2009年1〜3月期のオンライン事業の売上高(7億2100万ドル)は総売上高の5%に過ぎず、赤字は5億7500万ドルに上っている。Windows 7のオンライン連携強化には、同社のオンライン事業テコ入れにつなげる狙いがありそうだ。
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