Fortune誌のコラムニストで作家のスタンリー・ビング(Stanley Bing)氏が、Microsoftの新検索エンジン「Bing」に物言いを付けている。
ビング氏は、MicrosoftがBingを発表した5月28日、「BING VS. BING」というタイトルのプレスリリースを発行。Microsoftが検索エンジンにBingという名称を選んだことに「穏やかな怒り」を示し、「世界有数の裕福で強力な企業による前例のないブランド侵害」だと述べている。
その一方でビング氏はBingに和解を呼び掛け、2つの「Bing」ブランドを統合し、ビング氏をロゴ、コーポレートシンボル、宣伝担当として起用することを提案している。「別々でいるよりも、一緒になった方がもっと強力になれると思う」
おそらくは冗談と思われるこの申し出に対し、Microsoftの検索チームはブログで受け入れを表明した。「今日はわたしたちにとって非常に重要な日ですが、朝あなたのプレスリリースを見てすべてを投げ出しました。緊急会議を開き(3人呼びましたが、全員に断られました)、あなたの申し出を受けることを決めました。何が必要になるのか分からないし、大きな見返りがあるのか(実際はないでしょう)も分かりませんが、お話できるのを楽しみにしており、すぐに一緒にお仕事ができることを期待しています」
Bingチームは最後に、(ビング氏がたばこを吸っているイラストをアイコンに使っていることから)「手ごろなお値段のたばこを1箱送ります」と約束している。
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