Vistaのセキュリティ、言われているほどダメじゃない?(2/2 ページ)
Vistaには企業のセキュリティをより強固に守る各種のセキュリティ機能が搭載されている。ユーザーアカウントコントロール(UAC)は、ユーザーにアプリケーションを実行する許可を求める。完ぺきではなく、いら立たしいこともあるが、ユーザーが有害かもしれないコードを実行しようとしたときに、それを止める第2のチャンスを与えるという点で役に立つ。
また、Vistaのセキュリティは、IT管理者が社員のユーザー権限を制限することで強化できる。これで、社員が仕事だけできて、データを危険にさらすような行動(アプリケーションのインストールなど)ができない状況を作り出せる。
ブラウザに関しては、Internet Explorer(IE)の保護モードは、ネットサーフィンをすべてサンドボックス内で処理し、ユーザーがシステムロケーションにアクセスしにくくする。これだけで、管理者がユーザーのWebサーフィンを管理するのが容易になる。社員がマルウェアをインストールしないよう制限をかけられる。
これらはVistaのセキュリティを強化する多数の対策の一部にすぎない。だが、Vistaのセキュリティを評価するにあたって無視できないのは、問題に発展するのは、多くの場合、社員のうかつさだという事実だ。仕事用の電子メールで、知らない人から送られてきた添付ファイルを開けてはいけない。信頼できないサイトからソフトをダウンロードしてはいけないし、マルウェアのあるサイトにアクセスしてはいけない。だが問題は、社員がそれをやってしまうということだ。そうなったときに、Vistaがすべての脅威を完ぺきに防いでくれることは期待できない。
だから結局、われわれはVistaの本当の姿を見る必要がある――Vistaは完ぺきではないけれど、批判派が言うよりは優れているソフトウェアだ。企業においては、依然いい選択肢だと言える。
Editorial items that were originally published in the U.S. Edition of “eWEEK” are the copyrighted property of Ziff Davis Enterprise Inc. Copyright (c) 2011. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
「焼肉きんぐ」個人情報約1079万件が漏えい 公式アプリのシステムに不正アクセス ほぼ全会員分に相当
-
2
不正アクセスなぜ急増 原因はAIか、それとも…… 専門家の見解は
-
3
農水省の“クソダサ”ポスター話題 「AIよりよっぽど良い」の声も 担当者に狙いを聞いた
-
4
ミスターマックス、最大173万人分の会員情報流出 不正アクセスで
-
5
デンマークで住民登録簿に不正アクセス 880万人分の個人番号など流出 政府「極めて深刻」
-
6
GMO「infoQ」に不正アクセス、最大95万件の会員情報漏えい ポイント287万円分が不正交換される
-
7
新卒就活「OfferBox」、学生の氏名などを利用企業が開発者ツール経由で閲覧可能に 最大31万人
-
8
大和証券、22万件情報漏えいか 顧客約11万人の口座番号も
-
9
韓国の銀行6行にサイバー攻撃 計2万5000人超の個人情報流出──AIエージェントを使った可能性も 現地報道
-
10
幻の「ちいかわ」コラボ第3弾皿、捨てちゃうの? くら寿司に聞いてみた
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR