“コスプレ入場”で知られるキックボクサー・長島☆自演乙☆雄一郎選手が、今度はキックボクシングのイベントをプロデュースする。その名も「長島☆自演乙☆雄一郎プロデュース DEEP KICK」で、7月5日に大阪市内のライブハウスZEPP OSAKA(住之江区)で開催する。
総合格闘技イベント「DEEP」事務局が新設したイベント。キックボクシングが関西で盛り上がっていることから、「K-1 MAX」に出場できるような選手を、団体や協会の垣根を越えて育成していこうという趣旨で企画した。
長島選手はプロデューサーとして参加。試合には出場しないが、ラウンドガール(ボーイ?)としてコスプレ姿で登場する予定だ。
「僕はキックをプロデュースするというより、アニメをちょっとでも広められたらなぁと、コスプレを見てもらうためにやっているという感じ」――6月11日に都内で開いた記者会見で長島選手は、こんな本音?を打ち明けた。
試合に出場するのは、タイ出身の「マット%自演乙%魁塾」選手や、長島選手率いる日本拳法軍団。マット選手は以前長島選手のトレーナーを務め、タイ最高峰のムエタイスタジアム「ラジャダムナン」でランキングに入るほどの強豪だが、「自演乙」という名を長島選手から授かり、コスプレ姿で入場・パフォーマンスする。
マット選手は「当初は、コスプレを嫌がっていた」(長島選手)が、長島選手が練習中に流す「ハレ晴レユカイ」や「もってけ!セーラーふく」などのアニメソングを聞いて「面白い」と興味を持ったという。
会見でマット選手は、お気に入りだというアニメ「らき☆すた」の泉こなたの制服(夏服)姿で登場。記者のカメラを前に、ポーズもしっかり決めていた。
長島選手の中では「DEEP KICKはアニメのイベント」だという。勝ったあかつきには「全員コスプレ、入場曲はアニメしばり、判定に“コスプレのクオリティー”を入れるというルールにしたいw」とニヤつく。
さらに「7月5日は、西武ドームで声優の水樹奈々さんがコンサートする日なんですよね。だから正直どっちに行くか悩んでます」というトンデモ発言をしつつも、「プロデューサーとしてエンターテインメント性の高い、一般の人が見て面白い格闘技イベントにしたい。自分の色で染めたい」としっかりと意気込みも語っていた。
会見でアニメへの熱い愛ばかり語る長島選手に、イベントで長島選手のサポートを務める寒川慶一選手(キックボクシング大会「J-NETWORK」のスーパーライト級前王者)がいらだちを見せる場面も。「おれら、関西盛り上げるために必死こいてやっとんねん。ふざけんなよ」と声を荒げる寒川選手に対し、長島選手が「アニメ最高」と挑発するひと幕もあった。
イベントでは、長島選手率いる日拳軍団と、寒川選手率いるキック軍団の対決も組まれているため、長島選手は試合で決着を付けることを提案。寒川軍団が勝てば、長島選手がコスプレをして寒川軍団のセコンドを務め、長島軍団が勝った場合は、今後のDEEP KICKに全員コスプレで登場するという約束を交わした。
7月2日は長島選手の25歳の誕生日。DEEP KICKの前日・7月4日には、長島☆自演乙☆雄一郎生誕祭「☆誕生日☆でおっつおつ」を、「まんだらけグランドカオス」(大阪市)で開く。
長島選手にまつわるクイズ大会やトークショー、ファン参加型の「ガチムチパンツレスリング」(ニコニコ動画で流行している、パンツを取られたら負けというルールのレスリング)などを予定。声優の桃井はるこさんが歌う「自演乙ソング」や、長島選手が「マスコミや世間一般に披露できないような気持ちをしたためた」というパンクソング「自演乙ソング 改」(仮)も披露する。
長島選手は「みんなが絡めるイベントにしたい。衣装は新作で、お色直しを最低でも1回はする」と意気込んでいた。
入場料は2000円(コスプレの人は1000円)で、まんだらけの特設サイトで予約を受け付けている。
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