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Adobe、文書共有サービス「Acrobat.com」を正式版に

» 2009年06月16日 07時00分 公開
[ITmedia]

 米Adobe Systemsは6月15日、ファイルの共有や編集ができるWebサイトAcrobat.comを正式に立ち上げた。

 同サイトは約1年前からβ版として公開されており、ファイルの共有と保管、PDF変換、オンラインワープロ「Adobe Buzzword」、Webカンファレンス「Adobe ConnectNow」などの機能を無料で提供している。これまでの登録ユーザーは500万人に上る。

 Adobeは正式立ち上げに合わせ、Acrobat.comに「Premium Basic」「Premium Plus」の2つの有料サービスを追加した。Premium Basicは月額14.99ドルまたは年額149ドル。ConnectNowで最高5人までのWeb会議ができ、1カ月につき文書を10件までPDF化できる。Premium Plusは月額39ドルまたは年額390ドル。ConnectNowで最高20人までの会議ができ、PDF変換機能を無制限で利用できる。無料サービス(Buzzword、3人までのConnectNow、5件までのPDF変換)もこれまで同様に提供を続ける。

 Acrobat.comの有料サービスは初め北米でのみ提供する。

 またAdobeは今後のAcrobat.comの取り組みとして、リアルタイムコラボレーションツールの拡大や、シンプルなインタフェースの導入、複数のユーザーが作業できる共有ワークスペースの追加、モバイルアクセス対応、デスクトップツールとの統合強化を挙げている。

 また同社はこの日、「Acrobat.com Tables」のβ版を公開した。ブラウザから利用できるオンライン表計算アプリケーションで、無料で利用登録できる。

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