Twitterの勢力が急拡大する中、ミクシィが対抗策に乗り出した。
ミクシィの笠原健治社長は7月31日、SNS「mixi」上で実験サービスとして提供している、Twitterに似た機能「みんなのエコー」を今後、正式サービスに格上げし、日記と並ぶコミュニケーションツールとして提供する計画を明かした。APIの公開も検討している。
Twitterは、140文字までの短いテキストを投稿し、ユーザー同士でゆるくつながるサービス。SNS的な要素も含んでいるため、「Twitterを本格的に始めて、mixiにあまりログインしなくなった」というユーザーも増えてきている。
笠原社長は、Twitterが勢力を増していることを認めながらも、エコーを強化することでユーザーをつなぎとめていく考えだ。
エコーは、150文字までのコメントを投稿でき、自分の書き込みと、マイミクシィ(マイミク)の書き込みを時系列順に表示するサービスで、昨年8月に実験サービス「インディーズ機能」として公開した。
今後、エコーを正式サービス化し、全ユーザー向けサービスとして提供する計画。エコーのAPIの公開も検討。社外の開発者が、エコー用のサービスやツールを開発できるような体制を築いていく考えだ。
笠原社長は、「mixiには人と人とのつながりがあり、プライベートをシェアする文化もある」のが強みと話し、「時間はかかるかもしれないが、プライベートな“つぶやき”は、エコー上に取り込めるのでは」とみている。
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