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P2P「Perfect Dark」ユーザーが増加傾向に

» 2009年08月21日 07時00分 公開
[ITmedia]

 ネットエージェントは8月20日、お盆期間(8月8〜16日)中のP2Pファイル共有ソフト利用状況をまとめた。ゴールデンウィーク(GW、4月26日〜5月6日)と比べ、WinnyとPerfect Darkのノード数が増えていたという。

 お盆期間中のWinnyの平均ノード数は約30万。GW中と比べ36%増で、前年同期と比べても32%増だった。Perfect Darkは平均約5万1000ノードで、GW中から37%増えた。一方、Shareは平均約16万ノードで、前年同期から7%増えたものの、GW中からは10%減となった。

photo Perfect Darkのお盆期間中ノード数推移(ネットエージェントのWebサイトより)

 Winnyノード数は2007年中盤以降減少傾向にあったが、ユーザーの逮捕が相次いだShareのノード数が今年7月以降若干減ったのと同時に、Winnyノードが徐々に増加したという。だが「単純にShareユーザーがWinnyに戻った結果とは数値上からも考えにくく、ここにきてWinnyの匿名性・機能性が再評価されているのではないか」と推測している。

 匿名性が高いとされるPerfect Darkはノード数が拡大しており、国産P2PではGW以降で最も増加率が高かった。「高い匿名性、捏造ファイルの少なさから徐々に人気が高まっており、今後最も警戒が必要なP2Pの一つだ」としている。

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