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個人情報を盗むマルウェア、Pandaの対策7カ条

» 2009年08月21日 08時48分 公開
[ITmedia]

 セキュリティ企業のPanda Securityは8月20日にまとめた統計で、個人情報を盗み出すマルウェアの影響を受けたユーザーの数が、前年同期比で600%の大幅増になったと発表した。

 同社の研究部門PandaLabsのブログによると、2009年1月〜7月にかけて新たに見つかったマルウェアは1100万件、1日当たりに換算すると3万7000件に上り、その大部分を個人の銀行情報やクレジットカード番号、パスワードなどを盗み出すトロイの木馬が占めている。

 ユーザー全体の約3%が、こうしたマルウェアの被害に遭っているとPandaLabsは推計。しかし最近のマルウェアは感染しても気付きにくいため、手遅れになるケースが多いという。

 個人情報盗難の被害に遭うのを防ぐため、同社は以下の対策を奨励している。

  1. 銀行や決済サービスを装って個人情報を聞き出そうとするメールに注意する
  2. 銀行などのサイトにアクセスする際は、ブラウザにURLを直接入力する
  3. クリックした後に不審なURLに切り替わっていないことを確認する
  4. サイトのセキュリティ証明書を確認する(通常はブラウザに鍵のマークのアイコンが表示される)
  5. コンピュータにセキュリティソフトを導入する
  6. 銀行や通販サイトなどで不審を感じたら個人情報を入力しない
  7. 銀行や通販などのネットサービスを頻繁に使うユーザーは、詐欺に遭った場合に備えて保険に加入する

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