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アニメ録画にも強いBDレコーダー新製品、ソニーが発売

» 2009年08月27日 07時00分 公開
[ITmedia]
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 ソニーは8月26日、Blu-ray Disc(BD)レコーダーの新製品を発表した。長時間録画時の画質を高める新エンコーダーを搭載したほか、BDレコーダーとして業界で初めて「スカパー!HD」のハイビジョン録画に対応するのが特徴だ。

 発売するのは、2TバイトHDDを搭載した最上位機種「BDZ-EX200」や1チューナー・320GバイトHDDのエントリーモデル「BDZ-RS10」など5機種。9月12日から順次発売する。それぞれオープン価格。

製品名 チューナー数・HDD 発売日 実売予想価格
BDZ-EX200 2、2Tバイト 11月上旬 28万円前後
BDZ-RX100 2、1Tバイト 9月19日 18万円前後
BDZ-RX50 2、500Gバイト 9月19日 15万円前後
BDZ-RX30 2、320Gバイト 9月12日 12万円前後
BDZ-RS10 1、320Gバイト 9月12日 10万円前後

 全機種とも新開発の「インテリジェントエンコーダー」を搭載し、フルHDの8倍録画に対応した。2TバイトHDD搭載のBDZ-EX200なら、最長で約1435時間のフルHD録画が可能という。映像に合わせてデータ量を動的に制御する「新ダイナミックVBR」により、動きが多いシーンを識別してビットレートを高めたり、アニメやスポーツ、映画など録画する番組をEPGのジャンル情報から判断して最適な画質に設定。長時間録画モードでも高画質な映像を楽しめるという。

 高画質回路は「CREAS 2」にバージョンアップし、液晶やプラズマなどモニターごとに画質を設定できるプリセット機能などが加わった。特に最上位機のBDZ-EX200は「CREAS 2 plus」を搭載。アニメで発生する輪郭周辺のノイズを除去する独自技術により、録画したアニメ映像を高品質に再生できるという。

photophotophoto 新製品発表会場でもアニメ画像に強い点をアピール。EX200のアニメ・CGリマスターは4段階から調節できる

 スカパー!HDのHD録画に対応するのはBDZ-EX200/RX100/RX50。録画対応チューナーの番組表から予約すると、LANケーブルで接続したレコーダーに予約が反映され、HDDに録画できる。

 全機種とも「カンタンVHSダビング機能」を搭載した。アナログデッキとのケーブル接続方法から録画までの操作を画面上で分かりやすく説明する機能で、VHSデッキからの乗り換えを促すのが狙いだ。デジタルビデオカメラの映像をBDにダビングする際、映像を撮影日順に並べたメニュー画面を作成できる「思い出ディスクダビング」機能も備えた。

 同社によると、国内のBDレコーダー/プレーヤー市場は2009年度で310万台の見通しで、前年度から1.5倍に拡大。同社は国内レコーダー市場で30%以上のシェア確保を目標に掲げ、プロモーションではおなじみの矢沢永吉さんに加え、「BRAVIA」テレビCMに登場した篠原涼子さんも新たに起用する。

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