日本テレビ放送網が8月30日に放送した選挙特番で、データ放送を使って視聴者からのコメントをほぼリアルタイムで表示する「選挙メッセンジャー」を行い、約7万件のコメントが集まった。「日本を本気で変えてくれ」など、選挙結果や政権交代に関するコメントが多かったという。
午後9時から放送した「ZERO×選挙2009」で、地上デジタル放送とワンセグ、携帯サイトから18文字以内のメッセージ投稿を受け付け。公序良俗に反する内容などが含まれていないかなどを確認した上で、データ放送画面にほぼリアルタイムで表示した。
集まったコメントは6万8500件。選挙結果や政権交代に対する期待や感想を述べたものが多く、データ放送画面には、「国民の生活を第一に考えられるのか?」「財源は何処から調達すんの?」といったコメントが表示されていた。
全投稿をチェックした上で表示していたが、特定の宗教団体を中傷するようなコメントも表示され、「不適切なメッセージが表示されました。失礼しました」と謝罪メッセージが流れるひと幕もあった。
日テレ広報部は、「不適切なものも1件あった」と認めており、大量の投稿をほぼリアルタイムでチェック・公開する難しさも浮き彫りに。今後、同様な取り組みを行う場合は、「今回の経験を生かし、チェック体制を強化して、視聴者に対してよりよい情報提供をしていきたい」としている。
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