ITmedia NEWS > ネットの話題 >

ISSを肉眼で見よう 「ToriSat」で接近時間や軌道をチェックねとらぼ

» 2009年09月17日 16時27分 公開
[ITmedia]
photo 「ToriSat」

 「国際宇宙ステーション」(ISS)を肉眼で見よう――宇宙航空研究開発機構(JAXA)のWebサイトでは、ISSが肉眼で見えるだいたいの地域を日本地図上に表示しているが、Googleマップを使い、さらに詳しい情報を確認できるサイトがある。

 ソフト開発の鳥人間(東京都港区)が開発した「ToriSat」で、地域と日程、ISSなど見たい衛星を指定すると、その場所から見える人工衛星の動きを、ストリートビュー動画を使ってシミュレートする。HTVやハッブル宇宙望遠鏡など、肉眼では観測困難な衛星の動きを確認することも可能だ。

photo

 トップページ左半分に表示されているGoogleマップ上で、衛星を観測したい場所を指定。地図上部にあるカレンダーアイコンから日程(9月17日午後5時〜18日午後6時など24時間単位)を指定し、地図右側にある「衛星変更」のタブから観測したい衛星の種類(ISS、HTV、ハッブル宇宙望遠鏡など)を選ぶ。

 指定した日程でその地域に衛星が接近する場合は、マップ上部にタブが出現。クリックすると、肉眼観測が可能かどうかや、見え始めと見え終わりの時間、仰角を表示する。

 マップ下部の再生ボタンをクリックすると、その地点のストリートビュー映像に切り替わり、その時間、その地点で空を横断する衛星の動きを動画で再現する。ストリートビューに対応していない地域では、ブラックバックの画面上に、衛星の軌道を再現する黄色い線が描かれる。

 Google Earthと連携。プラグインをインストールすれば、衛星から地球を見た眺めも分かる。1カ月先までで、指定した衛星を見やすい日程もリストで掲載。ISSは東京からなら、9月26〜28日に肉眼でよく見えるという。

 Internet Explorer、Chrome、Firefoxの最新版に対応するが、記者が試してみたところ、一部ブラウザで動作しないこともあった。うまくいかない場合は、ブラウザを変えて試してみるといいかもしれない。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.