Macをマルウェアに感染させたら1件当たり43セントの報酬を払うとうたって、アフィリエイトを募っている組織がロシアに存在するという。セキュリティ企業Sophosの研究者がジュネーブで開かれたセキュリティカンファレンスVirus Bulletinで発表し、サイトに論文を掲載した。
Sophosの研究者のブログによると、ロシアの「Partnerka」は医薬品や偽ブランド宣伝スパムなどをばらまいているアフィリエイトネットワーク。この中に、Macを狙った不正ソフトの宣伝販売をしている部門があるという。
同部門は動画再生ソフトに見せかけた危険なマルウェアをアフィリエイトに供給。ユーザーのMacにマルウェアを仕込むことに成功すれば、1件当たり43セントを払うと持ち掛けているという。
金目当ての犯罪集団がWindowsだけでなくMacも標的にしていることが改めて裏付けられたとSophos研究者はいい、Macユーザーの多くはマルウェア対策ソフトを導入していないため危険な状況だと訴えている。
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