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ミクシィ年賀状、今年は携帯から送信OK 「0円」で送れるデザインも

» 2009年10月28日 14時41分 公開
[岡田有花,ITmedia]
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 住所を知らないマイミクシィにも年賀状を郵送できる「ミクシィ年賀状」の受注が、10月29日に始まる。2回目となる今年は新たに携帯電話からの作成・発注に対応。無料で送れる広告付き年賀状も加わった。70万枚受注した昨年の2〜3倍、150〜200万枚の受注を見込む。

 mixi年賀状は、ミクシィと、日本郵政グループの郵便事業会社が連携したサービス。mixiユーザーなら、相手の住所や本名が分からなくても届けることができる。


画像 笠原社長と、オリジナルのテンプレートを提供した藤本美貴さん

 今年は「mixi年賀状 +(プラス)」とし、NTTドコモとauの携帯電話から発注できるようになった。料金はクレジットカード払いに加え、携帯電話の月額利用料と一緒に支払うこともできる。

 デザインテンプレートは昨年の約3倍・300種類以上を用意。干支の寅をデザインしたものから、「THE IDOLM@STER」のイラスト、テレビ番組「熱血!平成教育学院」とのコラボテンプレート、タレントの藤本美貴さんの写真入りなど、幅広くラインアップした。


画像 携帯からの注文に対応
画像 多様なテンプレートを用意した
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 標準価格は1枚98円だが、スポンサーの広告入りで1枚48円のものや、無料で送れるものもある。48円年賀状はアシックスやピーチ・ジョン、森永製菓などが、無料はハウスウェルネスフーズなどが提供する。

 送受信の仕組みは昨年とほぼ同じ。送り手は、「マイミクシィ」や「コミュニティ」の仲間などから送りたい相手を選び、年賀状のデザインテンプレートを選択。メッセージや写真を添えて年賀状を完成させる。

 受け取り手には「○○さんがあなたにミクシィ年賀状を送ろうとしています」という内容の告知がmixiメッセージで届き、受け取りOKの場合、住所と氏名を入力すれば、その住所に年賀状が届く仕組み。送り手は相手の住所氏名を知らなくても年賀状を送ることができ、受け取り手の住所氏名が送り手に伝わることもない、ネット上のコミュニケーションに合わせた年賀状サービスだ。

 今年12月15日までに受け取りが確定した年賀状は、12月25日までに投函する。年賀状の作成・発注は来年1月15日まで受け付ける。

画像 「結婚しましたが、年賀状なので……」と振り袖姿で登場した藤本さん。「ハロプロのメンバーは住所を知らないので、メールで年賀状を送ることもある」という
画像 藤本さんが監修したテンプレート。「“ブサカワ”なトラをデザインしてもらいました」。このほか、振り袖姿の藤本さんをあしらったテンプレートも用意する

 10月28日に都内で開いた発表会見で笠原健治社長は、「mixi年賀状は、毎年行っていきたいサービス。mixiに登録しているが最近は使っていないというユーザーにも、年賀状をきっかけにmixiに戻ってきてもらえれば」と期待。携帯電話からの発注に対応したことで、昨年より利用が拡大するとみている。

 発表会見には、年賀状テンプレートを提供したタレントの藤本美貴さんも振り袖姿で登場。「毎年50枚ぐらい年賀状を書いているが、今年は結婚したので、夫の分も書くことになりそう。ミクシィ年賀状は便利でびっくり。感激した」と話していた。

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