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「ATOK」はiPhoneやAndroidに対応へ Google参入は「歓迎」

» 2009年12月08日 16時49分 公開
[岡田有花,ITmedia]
画像 ATOKの将来像

 「ATOK」にiPhone版やAndroid版、Chrome OS版も――ジャストシステムは12月8日、日本語入力システム「ATOK」をさまざまなプラットフォームに展開していく方針を明らかにした。「Webで完結するATOK」の開発も検討しているという。

 ATOKはこれまで、Windows版やMac版といったPC向けに加え、携帯電話やゲーム機など組み込み版、新聞社など法人向け校正・入力ソリューションを展開してきた。今後は、iPhoneやAndroid、Chrome OSといった新しいプラットフォームに対応する。

 「ローカル、Web関係なく利用できるATOK」(同社コンシューマ事業部企画部の佐藤洋之さん)が目標で、変換エンジンはローカルに残し、辞書をネット上に置くハイブリッド型や、変換エンジンと辞書をWeb上に置く「Webだけで完結するATOK」の開発を検討。クラウド型の法人向けソリューションも展開する。それぞれ、詳細やリリース予定日は明らかにしなかったが「みなさんの想像より早い段階で投入する」という。

 Google日本法人が公開した「Google日本語入力」について佐藤さんは、「ATOKの競争相手はマイクロソフトやアップルの無料IME。GoogleのIMEも無料という意味で同じだ。新しい取り組みで日本語入力への注目が集まり、ウェルカムだ」と歓迎した。

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