中国の大手検索エンジンBaiduが1月12日、一時的にアクセスできなくなり、「イランのサイバー軍」を名乗るサイトにリダイレクトされる事件が起きた。SANS Internet Storm Centerやセキュリティ企業の英Sophosなどがブログで伝えた。
リダイレクト先のページには「このサイトはイランのサイバー軍によってハッキングされた」という英文とイラン国旗が掲載されていた。これは、12月に起きたマイクロブログサービスTwitterのハッキングと同じ内容。SANSによれば、Twitterの時と同様、Baiduのサイト自体が改ざんされたわけではなく、サイトのDNS情報を改ざんする手口が使われたとみられる。
Baiduのサイトは現在は復旧し、通常通りアクセスできる状態になっている。今回のような攻撃を防ぐために、サイト運営者はドメイン名登録のポリシーを確認し、認証情報の扱いをチェックしておいた方がいいとSANSは呼び掛けている。
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