「ルイーダの酒場」が六本木に――スクウェア・エニックスは、ゲーム「ドラゴンクエスト」シリーズに登場する「ルイーダの酒場」をイメージしたバーを1月28日にオープンする。立ち飲みスタイルで、ドラクエシリーズにちなんだ食事やドリンクを楽しめる。
ニュートン(東京都千代田区)が運営するカラオケ店「パセラ」とコラボレーション。パセラ六本木店の1F(港区六本木5−16−3)に、ニンテンドーDS向け「ドラゴンクエストVI 幻の大地」の発売日に合わせてオープンする。
25人程度が入れるこじんまりとしたバーで、石のタイル貼りの店内はシックな雰囲気。食事を出すカウンターとドリンクを出すカウンターがそれぞれ設けられ、壁にはドラクエシリーズでおなじみ「天空の剣」と「王者の剣」を展示している。
メニューにも「グレイトドラゴンの灼熱ジャーキー」「ギガンテスのこんぼう」「ミミックの舌のスモーク仕立て」など、ドラクエに登場するモンスターをイメージしたフードが並ぶ。はちみつ入りのミルクティーチャイ「ベホイミチャイ」や、ウォッカをレッドブルで割った「パルプンテウオッカ」など、呪文から名付けたドリンクも。
記者もいくつかのメニューを試食した。グレイトドラゴンのジャーキーは「灼熱」というだけはあり、かなり辛い。口に入れてしばらくかむと唐辛子のような辛みが舌を襲い、お酒が進みそう。七面鳥のもも肉をスモークして熟成した「ギガンテスのこんぼう」は迫力があり、殴られたら痛そうだ。
パルプンテウオッカの色は黒。なかなか毒々しい。レッドブルの味が強く飲みやすいお酒だが、記者は4口程度で酔っぱらった。ベホイミチャイは、はちみつの香り・味とミルクがマッチした甘いドリンク。しっかりとはちみつの味がするため、好きな人にはたまらないだろう。
店舗のコンセプトとメニュー開発の際には、ドラクエのゲームデザイナー・堀井雄二さんも携わった。おにぎりが2つ乗った「ハッサン&ライアンのにぎりめし ホイミンとともに」は、堀井さんが考案したメニューだ。
接客は、ルイーダと全く同じ格好をした“弟子”たちが担当。ルイーダは普段、旅に出ているが、気まぐれに帰ってくることもあるという。
Wi-Fiネットワークも無料で利用でき、ニンテンドーDSを持ち込めばクエストのダウンロードなどもできる。ここならすれ違い通信の成功可能性も高そうだ。
ドラクエのメインユーザーが30代以上で、女性も多いことから、大人の女性でも来られる六本木を選んだ。「ドラゴンクエストIX 〜星空の守り人〜」のすれ違い通信機能では、ほかのユーザーを自分の宿屋に招き、訪れた客が増えるごとに部屋が広がる――という仕組みがあるが、それと同様に「人がたくさん来ればルイーダの酒場もレベルアップ。メニューや内装が変化する」(同社の兼本知大マーケティング室次長)というお楽しみもある。
営業時間は、平日は午後2時〜11時、土日祝日は正午〜午後11時。
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