Windows 7を搭載したノートPCで報告されていたバッテリー関連の問題について、Microsoftは2月8日、調査の結果、問題はないとの結論に至ったと発表した。
この問題は、Windows 7が動作するコンピュータの一部で、新しいバッテリーや良好な状態のバッテリーであるにもかかわらず、バッテリーを交換する必要があるという警告が出るというもの。Microsoftはユーザーからこの問題の報告を受け、調査を行っていた。その結果、「Windows 7は寿命の近づいたバッテリーに対して正しく警告を出している」ことが分かったとMicrosoftは公式ブログで報告している。
同社によると、Windows 7はバッテリーの減衰が一定のレベルになると警告するが、この機能はBIOSから読み込んだバッテリー情報を報告しているだけで、バッテリーに変更を加えたりはしていないという。この機能はWindows 7で新たに追加されたものであるため、「Windows 7がパフォーマンスを変えたように見えてしまうということはわれわれも分かっている。だが実際は、Windows 7は既に起きた状態を報告しているだけだ」と同社は説明している。
同社は、バッテリーやPCが新しい場合、この問題は再現されなかったとしている。同社は約20件の報告を受けたが、いずれもバッテリーの減衰以外の原因は見られなかったという。
「この報告に関して根本的原因や懸念に対処できたと確信しているが、引き続き状況を注視していく」とMicrosoftは述べている。
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