消費者庁は、iTunes Storeなど有料音楽配信サイトから身に覚えのない請求を受けたという相談が各地の消費生活センターに寄せられているとし、注意を呼び掛けている。
音楽配信サイトでメールアドレスをIDとして利用し、クレジットカード情報を登録したユーザーが突然、数十万円程度の請求を受けるといったトラブルの報告を受けているという。カードの明細を確認した際、心当たりのない履歴が記載されていることに気付く事例が多いという。
消費者からの相談を受け付ける電話窓口「消費者情報ダイヤル」などに昨年4月以降、同様の事例に関する相談などが43件寄せられたという。トラブルは複数のサイトで報告されているが、昨年秋から特にiTunes Storeで件数が増加しているとし、アップルジャパンに説明を要請している。
アップルジャパン広報担当者は「コメントできない」としている。
消費者庁はユーザーに対して、請求明細を確認し、不審な点があれば、クレジットカード会社やサイト運営会社などに連絡することや、有料サイト利用時のパスワード管理の徹底などを呼び掛けている。
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