Microsoftから正式な発表がある前に、Windows 7 Service Pack(SP)1のビルドとスクリーンショットが一部のTorrentサイトに出現した。スクリーンショットから集めた情報によると、このビルドは3月27日のもので、「build 6.1.7601.16537.amd64fre.win7.100327-0053」となっている。テクノロジーブログGeekSmackのライターが実際にダウンロードした体験とインストールプロセスのスクリーンショットをネットに掲載しており、インストールは「VistaのSPのインストールよりもずっと早かった」と述べている。
Windows 7は今のところ、批判の多かったVistaよりもはるかに成功している。Web分析企業Net Applicationsの最近の調査によると、Windows 7はインターネットに接続しているコンピュータの10台に1台にインストールされており、市場シェアは10%となっている。これに対してVistaがシェア10%に到達したのは、リリース後16カ月後のことだった。だが同社は、Windowsの市場シェア全体が2月から3月にかけて0.5ポイント減少し、91.6%になったことも指摘している。
SP1の流出は、Microsoftが6月リリース予定のExchange Server 2010 SP1の詳細を明らかにした翌日のことだった。同社は、Exchange Server 2010を2009年11月のTechEd Europeカンファレンス初日にリリースした。SP1にはユーザーインタフェースの変更、アーカイブの統合、「修正や調整」が盛り込まれると、Microsoft Exchange Team Blogでマイケル・アタラ氏は述べている。「アーカイブ、ディスカバリーの強化、Outlook Web Appの改善、モバイルユーザー対応や管理機能の改良、要望の多かった管理タスクの追加UIなど、SP1で楽しみにしている機能強化を幾つか挙げておきたい」
Windows 7、Exchange ServerのSPのほか、MicrosoftはXbox 360をUSBメモリに対応させるアップデートも発表した。このアップデートは4月6日にXbox Liveでリリースされた。Microsoftの「メジャー・ネルソン」ことラリー・ハーブ氏は、一度に2個のUSBメモリをXbox 360に接続して、最大で32Gバイトのストレージを使えることをTwitterで伝えた。USBメモリを接続した後で、手動での設定が必要なことも説明している。
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