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McAfeeのウイルス定義ファイルで障害発生、Windowsファイルを誤認識

» 2010年04月22日 08時08分 公開
[ITmedia]

 米McAfeeが配信したウイルス定義(DAT)ファイルがWindowsのシステムファイルをウイルスと誤認識してしまい、コンピュータが使えなくなるトラブルが企業などに広がっている。

 米US-CERTやSANS Internet Storm Centerによると、原因はMcAfeeが米国時間の4月21日に配信した「5958 DAT」ファイルにある。これがWindowsシステムファイルの「svchost.exe」をウイルスと誤認識して隔離/削除してしまう。主にWindows XP SP3が影響を受け、再起動を繰り返したり、ネットワークにアクセスできなくなるなどの障害が出ているという。Windows XP SP3以外のWindowsでも、特定の設定の場合に影響を受けるもよう。

 McAfeeは、同日中に誤認識を食い止めるための「EXTRA.DAT」ファイルと、障害を起こしたDATファイルの更新版「5959 DAT」をリリースし、問題に対処した。障害が起きたシステムでは、さらにsvchost.exeを復元する必要があるといい、McAfeeは自動的に問題を解決できる方法を開発中だとしている。

 McAfeeの米国のサポートサイトはユーザーからのアクセスが殺到しているとみられ、つながりにくい状態になっている。

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