セイコーエプソンは5月11日、実売予想価格が9万円台後半のA3カラーレーザープリンタ「オフィリオプリンター LP-S7100」(オープン価格)を5月20日に発売すると発表した。実売予想価格が3万円台後半のA4モデル「LP-S510」(同)も5月21日に発売する。本体を小型化した上、本体価格、カラー印刷コスト、トナー価格を抑え、印刷コストを削減したい企業ユーザーに訴求していく。
LP-S7100はボリュームゾーンを狙った注力機種。印刷速度はカラー/モノクロとも30枚/分を確保。ランニングコストはA4カラー出力1枚当たり11.9円に抑えた。トナーは標準サイズに加え、7700円(シアン、マゼンタ、イエロー)と購入しやすい小容量トナーも用意し、ニーズに応じて選べるようにした。
新開発のタンデムエンジンやコンパクトなトナーの採用で小型化し、フットプリントはクラス最小レベルだとしている。本体サイズは499.5(幅)×538(奥行き)×422(高さ)ミリ、重さ約44.0キロ。
LP-S510は普及価格帯のA4カラーレーザープリンタ。デスクサイドへの設置を想定してA4カラーレーザーとしては国内最小クラスに小型化し、接地面は40.4(幅)×38(奥行き)センチに抑えている。印刷速度はカラー5枚/分、モノクロ19枚/分。LP-S7100と同様、購入しやすい小容量トナーを販売する。
プリント環境の最適化・効率化によってコストを削減する「Managed Print Services」(MPS)が注目されているが、エプソン販売の中野修義 販売推進本部長は「MPSだけではなく、プリンタ本体でのコスト削減も有効な方法だ」と指摘。新製品では本体価格、ランニングコスト、トナー単価を下げることで、コストは削りたいがカラー印刷も使いたいという企業ユーザーに訴求していく。LP-S7100は年間3万台、LP-S510は年間1万台の販売が目標だ。
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