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Adobe、Adobe ReaderとAcrobatのパッチ公開日を決める

» 2010年06月25日 08時50分 公開
[ITmedia]

 米Adobe Systemsは、米国時間の6月29日にAdobe ReaderとAcrobatの更新版をリリースすると発表した。先に情報が公開され、攻撃が多発している未解決の脆弱性を含めた複数のセキュリティ問題に対処する。24日付のセキュリティ情報で明らかにした。

 Adobe Reader/Acrobatは通常、四半期ごとの定例アップデートで脆弱性に対処しており、次回は7月13日に更新版が公開されるはずだった。しかし未解決の脆弱性が発覚したため、Adobeはこの予定を前倒しすることを決めた。これに伴い、7月13日の定例アップデート公開は取りやめる。

 Adobeのセキュリティ情報によると、6月29日にリリースを予定しているのは、Adobe Reader 9.3.2の脆弱性に対処する更新版(Windows、Mac、UNIX向け)と、Adobe Acrobat 9.3.2の脆弱性に対処する更新版(Windows、Mac向け)、およびAdobe Reader 8.2.2/8.2.2の脆弱性に対処する更新版(Windows、Mac向け)。脆弱性のリスクレベルは同社の4段階評価で最も高い「Critical」となっている。

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