米Adobe Systemsはグラフィックソフト「Illustrator CS5」の更新版を12月3日付でリリースし、ライブラリ読み込みの脆弱性に対処した。
同社のセキュリティ情報によると、脆弱性はIllustrator CS5 15.0.1までのバージョンに存在する。影響を受けるのはWindows版のみとなっている。
この問題を悪用すると、リモートのWebDAVあるいはSMBで共有しているファイルをユーザーに開かせることにより、攻撃者が任意のライブラリを読み込むことができてしまう恐れがある。緊急度は4段階で上から2番目の「重要」となっている。
同社のWebサイトではこの問題を解決した最新版「Illustrator 15.0.2 Update」のダウンロード提供を開始し、Illustrator CS5のユーザーに導入を呼び掛けている。
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