ITmedia NEWS > セキュリティ >
セキュリティ・ホットトピックス

WikileaksめぐりDoS攻撃の応酬 PayPalなども標的に

» 2010年12月07日 16時27分 公開
[ITmedia]

 内部告発サイトWikileaksをめぐり、各所でDDoS(サービス拒否)攻撃が発生している。セキュリティ企業Panda Securityが報告している

 Wikileaksは先週、大規模なDDoS攻撃を受けて一時アクセスできない状態になった。Wikileaksはサイトを移転したが攻撃は続き、攻撃を理由にドメインを停止された。現在、同サイトはスイスのサーバで稼働している。

 その一方で、「アンチ・アンチWikileaks」を唱えるハッカーグループが、Wikileaksの口座を凍結したPayPalにDDoS攻撃を仕掛け、PayPalの公式ブログがおよそ8時間ダウンしたという。このグループは、同じくWikileaks創設者ジュリアン・アサーンジ氏の口座を閉鎖したスイスの銀行PostFinanceも攻撃した。現在同行のサイトはアクセスできない状態になっている。

 しかし、このグループのWebサイトもDDoS攻撃を受けて一時ダウンした。現在サイトには「大規模なDDoS攻撃を受けている。できるだけすぐにサイトを復旧する」とのメッセージが表示されている。

 DDoS攻撃とは別の形でWikileaksを支援する人も多数おり、同サイトのミラーサイトは現在700を超えているという。

関連キーワード

DoS | Wikileaks | DDoS攻撃 | PayPal | サーバ


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.