ドワンゴ、ニワンゴは12月20日、「ニコニコ動画」「ニコニコ生放送」で、エイベックスグループが原盤権を保有する楽曲の音源を利用できるようにすることで、エイベックス・マーケティングと合意したと発表した。来年2月スタートを目標に準備している。
エイベックスが原盤権を持つ楽曲について、CD音源を使って動画を作ったり、リミックスした動画を投稿したり、生放送のBGMとしてCDをかけたりできるようになる。
従来は、エイベックスが日本音楽著作権協会(JASRAC)に管理を委託した楽曲について、ユーザーが歌ったり演奏した動画を投稿することはできたが、CD音源をそのまま使うことはできなかった。
エイベックス・グループ・ホールディングスの松浦勝人社長は、20日夜、ニコニコ生放送のラジオ番組「ニコラジ」に出演し、「(エイベックスの楽曲)全部ではないが、ほぼ網羅する」と話す。また「われわれの楽曲に、少しは愛を持って接してほしい」とし、楽曲のイメージを悪化させる使い方が禁止される可能性を示唆した。
松浦社長は、「プロモーションビデオや映像の利用許諾も検討している」「ニコ動以外、Ustreamでも(原盤権の利用を許諾する)可能性がないわけではない」などと、許諾の範囲を拡大する可能性も話した。
ドワンゴの川上量生会長によると、原盤権のニコ動での利用は、川上社長が「半年以上ぐらい前から松浦社長にお願い」し、実現したという
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR