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「国産を中心にした豚肉」うたう餃子、実は中国産 クーポンサイト「品品」が謝罪

» 2011年01月18日 16時54分 公開
[ITmedia]

 アライドアーキテクツは1月18日、同社が運営するクーポン販売・共同購入サイト「品品プレミアムモール」で販売した餃子について、材料に国産豚肉を使っているように紹介していたが、実際には豚肉を含め全て中国産だったことが判明したため、誤った記載があったとして謝罪した。販売元は出店停止とし、購入者には代金を返金する。

photophoto 餃子の販売ページの1つ

 餃子は、レイズヒル(神戸市)が運営する「神戸・香記」が販売元。販売ページの宣伝画像では「店長が自ら探し歩いた国産を中心にした豚肉はサッパリしてしつこくなく」などと紹介していた。12月に販売した30個入りは、通常価格2600円から61%引きの999円で、1900セットを販売。1月5日〜8日には、25個入りを通常価格2200円から97%引きの47円で販売し、各日100個ずつ、合計400個が完売していた。

 だが、到着した品物の外袋に「中国産」と書かれていたことがTwitterや掲示板サイトなどで写真入りで報告された。アライドアーキテクツにもメールやTwitterで購入者から指摘があり、販売元のレイズヒルを調査したところ、指摘が事実だったことを確認したという。

photo レイズヒル「神戸・香記」の楽天市場の販売ページでは同じ紹介画像を使用した上で「原産地・中国」とページ上に表記している

 アライドアーキテクツによると、餃子を販売した「プレミアムタイムセール」を実施する際、レイズヒルが運営する通販サイトから餃子の紹介画像を転載する形で品品の販売ページを作成した。だが、この画像は、レイズヒルが過去に国産豚肉を使った水餃子を販売した際のものだったという。実際に販売する餃子の豚肉は中国産だったが、画像の紹介文と異なることを「見極めることができませんでした」という。

 これまで、品品で販売する商品に関する販促文言や画像などは販売元サイトと照合して確認し、販売前に企業側の確認作業も通していたという。だが「これだけではチェック体制が不十分であったたため、今回の事態を招いてしまいました」と謝罪。今後は販売商品と出店者のチェック体制を強化し、業務体制を改善していくという。

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