中国とインド、そしてブラジルは現在、医療技術分野で米国に追い付くほどの勢いをみせており、技術革新を実現するための資金や活動の場を、米国および欧州から奪いつつある――。プライスウォーターハウスクーパース(PwC)は、最新のリポートでこのように指摘した。このリポートによれば、米国の優勢は今後も続くものの、これらの国との差が縮むことで、米国内での雇用機会や輸出、そして医療技術の利用可能性といった面で影響が出てくる可能性もあるという。
PwCのアナリストらがこのリポート用に定義したスコアカードに基づくと、中国は2020年に、医療技術分野で欧州諸国と同等のレベルに達するとされる。PwCは各国を1〜9までのスコアで評価しているが、米国には医療技術分野での世界的なリーダーとして、7.1ポイントを与えている。ただし、米国の2005年のスコアは7.4ポイントだったため、現在ではその評価を下げたことになる。→続きを読む
この記事はEETIMESから転載しています。
執筆 Rick Merritt:EE Times (翻訳 青山麻由子、編集 EE Times Japan)
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