共同購入クーポンの検索サービス「クーポンジェイピー」を運営するシープジェイピーは2月2日、クーポン共同購入サイトの1月の販売総額を発表した。これまで伸び続けてきたGrouponが前月比で14%減少。季節要因に加え、バードカフェのおせち料理をめぐる問題が影響したとみている。
147のクーポン共同購入サイトについて、同社が独自に調査した。1月の販売総額1位はGrouponで、前月比18%減の9億8386万円。2位はポンパレで、同14%減の4億7664万円だった。
正月休みのある1月上旬はGroupon、ポンパレともクーポン掲載数が減り、販売金額も落ち込むが、中旬以降は掲載数が回復している。
だがGrouponの1月中旬以降の販売額は、上旬と比べて微増にとどまっており、「これまで右肩上がりに売り上げを伸ばしていたGrouponにはなかった現象」(同社)だ。
一方「ポンパレ」は、1月中旬以降の掲載数拡大に伴って販売金額を戻している。ポンパレの動きと比較してもGrouponの減速は「季節要因だけとは言い切れない」。
おせち事件をきっかけに広がったクーポン共同購入サイトへの不信感を払拭するため、クーポンの掲載基準や審査について公表するサイトも複数出ている。業界団体を設立する動きもあるという。
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