東芝は4月13日、想定外の機器に接続すると瞬時に記録データを無効化するHDDを製品化し、6月下旬から量産すると発表した。盗難や廃棄時にも情報漏えいを防げるとして、デジタル複合機やPOSシステム、PCなどへの搭載を想定している。
データを暗号化(256ビットAES)して記録し、HDD本体が接続機器に対して認証を実施。認証コードの盗聴を防ぐチャレンジレスポンス方式で認証を行い、想定外の機器に接続された場合、ディスク上に記録した暗号鍵を自動的に消去することで解読不能にし、事実上無効化する仕組みだ。
同社はHDDへの電源供給が断たれた場合にデータを自動的に解読不能にする技術を開発しており、これをベースに汎用性を高めた。HDD単体でデータの無効化が行えるため、HDDが盗難に遭っても情報漏えいが防止できるとしている。
2.5インチで、640Gバイト〜160Gバイトまで容量ごとに5モデルを販売する。
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