米GoogleはWebブラウザ「Google Chrome」安定版とβ版のアップデートを4月14日付でリリースし、複数の脆弱性に対処した。
Google Chrome Releasesブログによると、安定版のアップデートとなる「Chrome 10.0.648.205」にはAdobe Flash Playerの更新版を組み込んだほか、3件の深刻な脆弱性に対処した。Windows、Mac、Linuxの各OSとChrome Frameに対応している。
Chrome向けのFlash Playerは、10.2.154.25までのバージョンに脆弱性が見つかっていたが、今回の更新版に組み込まれたFlash Playerはバージョン10.2.154.27となっている。Adobeは米国時間の15日にFlash Playerの更新版リリースを予定しているが、Chromeではこれに先行する形で問題を解決したとみられる。
3件の脆弱性はGPUプロセスの問題に起因するもので、いずれも危険度が最も高い「Critical」と評価されている。3件のうち1件はWindowsにのみ影響を及ぼす。
一方、Chrome β版のアップデートは「11.0.696.44」がWindows、Mac、Chrome Frame向け、「11.0.696.48」がLinux向けとなる。いずれも安定版と同様、Flash Playerの脆弱性に対処する更新版を組み込んだ。
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