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Adobe、Flash Playerのセキュリティアップデートを公開

» 2011年04月18日 08時05分 公開
[鈴木聖子,ITmedia]

 米Adobe Systemsは、Flash Playerのセキュリティアップデートを4月15日付で公開し、1件の深刻な脆弱性に対処した。既に攻撃が発生していることから、ユーザーはアップデートを適用してこの脆弱性を解決してほしいと呼び掛けている。

 脆弱性は4月に入って発覚し、Adobeがセキュリティ情報を公開して注意を促していた。悪用された場合、クラッシュを誘発され、攻撃者にシステムを制御される恐れがあるとされる。これまでのところ、不正なWebページを使ったり、Microsoft Wordファイル(.doc)やExcelファイル(.xls)にFlashファイル(.swf)を組み込んで電子メールに添付したりする方法で、Windowsを狙った攻撃が報告されているという。

 脆弱性を解決した最新版は、Flash Playerがバージョン10.2.159.1(Windows、Mac、Linux、Solaris向け)、AIRがバージョン2.6.19140(Windows、Mac、Linux向け)となる。Android向けのアップデートは4月25日の週までにリリースを見込んでいる。Googleは先に公開したChromeブラウザの更新版でこの問題に対処した。

 また、同じ脆弱性に対処するためのAdobe ReaderとAcrobatのセキュリティアップデートも4月25日の週までにリリースを予定している。

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