米Microsoftは、ウイルスやスパイウェアなどのマルウェアをシステムから検出・削除できる新ツール「Microsoft Safety Scanner」の無償提供を開始した。5月12日のMalware Protection Centerブログで明らかにした。
それによると、同ツールはMicrosoftのセキュリティ製品「Security Essentials」や「Forefront Endpoint Protection」と同じ技術やウイルス定義ファイルを使ってスキャンを実行し、マルウェアを見つけ出す。定義ファイルは1日に何度も更新されるという。
ただし、同ツールだけではリアルタイムの保護機能を提供するウイルス対策ソフトの代替にはならないが、例えばウイルス対策ソフトが最新ではなかったためにマルウェアに感染してしまった場合などに、応急的な措置として利用できるという。
Safety Scannerはシステムにインストールする必要がなく、実行可能ファイル1個で構成されている。このためコピーして別のコンピュータで使うことも可能。ダウンロードから10日が経過すると無効になり、最新の定義ファイルを使って再度スキャンを実行するためには、改めてダウンロードし直すことが必要になる。
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