米Facebookは6月7日、ユーザーの位置情報を共有できる「スポット」機能に連動し、店頭で使えるオンラインクーポンなどを配布する「チェックインクーポン」サービスを始めた。まずアディダスジャパンや日高屋、ローソンなど14社が参加し、今後は小規模事業者も含めチェックインクーポンを発行できる体制を整えていく。
ユーザーの現在地周辺の店舗などのお得なクーポンをFacebook上で配布し、店員に画面を見せることで割り引きなどを受けられるサービス。米国で「Check-In Deals」として昨年11月に始めたサービスの日本版で、北米・欧州外でのサービスインは初。
スマートフォンやGPS搭載フィーチャーフォンなどからFacebookのモバイルサイトにアクセスし、スポットのアイコンを選んで「チェックイン」を押すと、ユーザーの周囲にある店舗や商業施設などの「スポット」が一覧表示される。クーポンが提供されているスポットには黄色いアイコンが表示され、分かるようになっている。
クーポンを入手したい場合は、黄色いアイコンが表示されたスポットを選んでチェックイン。すると「クーポンを入手」ボタンが表示され、押すことでクーポンを入手して使えるようになる。チェックインとクーポン情報はニュースフィードを通じて友達とも共有でき、ソーシャルなプロモーション効果も期待できる。
クーポンは1人用のほか、友達と一緒にチェックインすることで利用できるグループ用、お店へのチェックイン回数に応じて提供されるリピーター用、チェックインすることで寄付ができるチャリティー用などがあり、店舗はクーポンを選んでさまざまなサービスを展開できるとしている。
まずアディダスやGAPの東京・渋谷周辺店舗のほか、日高屋(ハイデイ日高)が全店舗で麺大盛りの無料サービス(6月12日まで)、ローソン全店舗で「からあげクン」半額券を先着5万人に、ドミノ・ピザが全店舗で持ち帰りピザ25%引き(9月30日まで)──など14社がクーポンを提供した。
今後は「どのような規模の事業者でもFacebookサイト上から自分でチェックインクーポンを作成できる体制を準備している」としている。
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